- うるし
- うるし【漆】(1)ウルシ科の落葉高木。 中国・インド原産。 日本では古くから植栽される。 葉は大形の羽状複葉で枝先に互生する。 六月頃, 葉腋に黄緑色の小花からなる円錐花序をつける。 秋, 黄褐色の球形の実がなる。 雌雄異株。 葉などに触れるとかぶれることがある。 樹液から塗料, 実から蝋(ロウ)をつくる。(2){(1)}の樹液をいう。 採取したままのものを生漆(キウルシ)といい, 成分の80パーセントはウルシオール。 これを加温して水分を除き顔料などを加えたものを製漆(セイウルシ)といい, 塗料として用いる。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.